人生は100年時代に突入しました。
差し歯を選ぶ際も見た目や機能面、そして長期的な健康を考慮する必要があります。
差し歯といっても金属を使う銀歯やプラスチックの差し歯、また金属とプラスチックの両方使ったりとさまざまです。
一体、どれを選ぶのが良いのか分かりませんよね。
そんな疑問を現役の歯科技工士である内貴が裏話含めお答えします。
巷で言われる当たり前なセラミックの歯のメリット・デメリットだけでなく、何がダメなのか?
本質にせまる話をしたいと思います。
それではいってみましょう。
セラミッククラウンで治療した歯は審美性に優れ虫歯のリスクも低くなるため、長持ちする差し歯として最適です。
最近はセラミックの中でも強度と審美性を兼ね備えたジルコニアは金属とセラミックの混合の差し歯であるメタルボンドと同等の硬さになっています。
ジルコニアクラウン一つをとっても年々、硬さや美しさが増しています。
数年前なら〇〇がダメだなとか言っていましたが、現在は本当にオススメできるものとなってきました。
そこで今回は、セラミッククラウンの差し歯を選ぶに知っておきたい5つの重要なポイントを紹介します。
歯科技工士歴:22年
整体師歴:5年
顎顔面補綴技工・審美顎矯正技工士
審美顎矯正歯科技工士として顎位を神位置に正す義歯を提供し整体師として身体のバランスを調整しています。
セラミッククラウンを選ぶにあたって重要な5つのポイントを解説して参ります。
セラミッククラウンは金属を使用しないため、透明感があり自分の歯と見分けがつかないほど自然な見た目を実現します。
「人前で口を開けて笑えない・・・」
笑顔に自信を取り戻すため、美しさを重視する方には最適な治療です。
セラミック素材は歯質との親和性(馴染み)が高く強固に接着されます。
そのため隙間が限りなく少なくなるので虫歯の再発リスクが少なくなります。
長期間にわたって安心して使える差し歯を選ぶなら、セラミッククラウンが最適です。
セラミック素材はコーヒーやタバコ・ワインなどの着色汚れがつかないため、変色する心配がありません。
いつまでも美しい笑顔を保つことができ、差し歯の見た目を気にせずに過ごせます。
ただし、周囲の天然歯は変色すのでセラミッククラウンと自歯が隣接する場合は注意が必要になります。
金属を使わないセラミッククラウン。
金属アレルギーのリスクがないため、アレルギー体質の方にも安心ですね。
安全かつ美しい治療法としてセラミッククラウンは現在の審美歯科治療で多く選ばれています。
セラミッククラウンのデメリットは初期費用が高くなること。
しかし保険診療の差し歯と比べて耐久性が高く、長期間の使用にも審美性は失われません。
結果としてメンテナンスコストも抑えられ費用対効果は高いといえます。
また、歯科治療は1本の歯に何度も行うものではありましせん。
何度も治療することでむし歯・歯周病のリスクは高くなります。
歯の治療をする場合は必ず自費のセラミッククラウンを選択していただきたいです。